九州ルーテル学院[熊本] こころと育ちの臨床研究所

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ハロウィンの仮装について

 10月も今日で最後の日となり、ずいぶん肌寒くなってきた感じです。今日はハロウィンの日。ちまたでは、仮装をしたりゾンビのメイクをした人があふれて、渋谷では逮捕者も出たそうです。その中のどれくらいの人が本当のハロウィンの意味や由来を知っているのでしょう。そもそも、ハロウィンとは、ヨーロッパのイタリアの北の方に住んでいる、キリスト教の民族のケルト人のお祭りからきていて、10月31日はケルト人にとって一年の終わりの日ということです。この日には、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていたので、自分の身を守るために仮装をするようになったと言われています。もともとは宗教的な意味合いが強いお祭りですが、現代の若者にとっては、仮装をして仲間と騒ぐことがメインになっています。

 では、ここで、仮装する人の心理について考えてみたいと思います。人は仮装することで普段とは違う仮面をつけることができます。この仮面をユング心理学ではペルソナと呼びます。この仮面をつけて普段とは違う自分になれることで解放感があり、気持ちが大きくなって大胆になれたり、普段できないことをすることができたりします。また、それを集団でやることで仲間意識も働き、「みんなでやれば怖くない」という心理になりやすいのです。ただ、逮捕されるようなことまでするというのは、行き過ぎていると思いますし、後からくるつけが大きいような気がします。現代の若者はそれだけ、本来の自分を出せずに抑圧しているのかもしれませんね。

 

[2018-10-31]